資金の配分を考えて
限られた資金のなかでどこにアクセントを置いた設計をするか。

 設計は、意匠、構造、材料、設傭などいろいろな要素を勘案しなければならないが、それらの各項目への資金の配分をどうするかということ、それの捌き方いかんで設計のうまい下手が決まる。

 この建物は構造がポイントになるぞ、ここにはお金をかけることになるな、というような判断ができるかどうか、と言うことが設計の基本と言ってもいいと思う。そういう選択をせず、全部をより良いもので網羅していけば設計は簡単でいいが、それでは資金面で通用しないし、決して良い建物にはならない。


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